津田岳宏の事務所

無料ブログはココログ
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

2015年12月31日 (木)

ブログを移転します

ブログを移転します。

新ブログはこちらです→http://ameblo.jp/gamblelaw/
今後ともよろしくお願い致します m(_ _)m

2015年12月 9日 (水)

中韓の賭博罪

韓国人プロ野球選手がマカオでカジノに興じた行為を”海外遠征賭博罪”にあたるとして捜査されているというニュースが最近話題になっている。

韓国の賭博罪は,いわゆる”属人主義”を採用している。

属人主義というのは,当該国民がその行為を犯した場合,たとえ海外であっても処罰するという主義だ。
日本の刑法でも,殺人・窃盗・傷害・強姦などには属人主義が採用されており,これらの罪を犯せば,それが海外でも日本の刑法で処罰される。

しかし,日本刑法は,賭博罪については属人主義を採用していない。
日本人は,海外では,カジノなどの合法賭博はもちろんたとえ違法な賭博をしたとしても,日本の刑法では処罰されない(ただし違法賭博は当該国の法律で処罰される可能性はある)。
賭博罪は風紀に対する罪であるところ,海外で日本人がたとえ違法な賭博をしたところで国内の風紀は乱れないので処罰する必要はない,という考え方だ。
同様の考え方で,わいせつ物頒布なども,海外でしても日本刑法では処罰されない。
なお余談であるが,同じ風紀罪でも,覚せい剤や大麻には,国外犯の処罰規定がある。法律はギャンブルよりもクスリに厳しく,これは他の国でもおおむね同様である。

韓国の刑法は,賭博罪についても”属人主義”を採用しており,それが適用され当該選手は捜査されているらしい。
ただ,この事件をもって,韓国の賭博罪は日本よりも厳しいという印象を受けている人もいるようだが,私は格別そう思わない。
カジノに興じる韓国人など山ほどいるわけで,彼らはみな検挙されていない。
今回の件は続報を見ると,当該選手が暴力団と関わっていたことが疑われているようで,結局のところ理由は”それ”だ。
事実上ほとんど捕まらないが反社会勢力との関わりが疑われてるときのみ捜査の対象になるというのは日本の賭博罪と同様である。

また韓国の賭博罪は,免責規定である「一時の娯楽」について,当事者の財産や社会的地位を考慮して総合的に考慮するというのであり,とすれば,金員は1円でも一時の娯楽にあたらないという頑なな判例理論がいまだ幅をきかせる日本よりも,その点は現実的である。
結局,日本も韓国も,現実離れした賭博罪の規定が残存していてそれを当局が便宜的につかっているという点は同じであり,状況は全く同じである。

中国の賭博罪がどうなっているかを知っている人も少ないと思うので,ついでに書いておく。
中国というと人権無視で厳罰がくだされる,というイメージを持っている人もいるかもしれないが,こと賭博罪についていえば,日本より相当に人権的で現実的だ。
中国の賭博罪は下記のとおり。


中国刑法303条【賭博罪、賭博上開設罪】

利を目的とし、群を集めて博させ、開設し、又は博を生業とする者は、3 年以下の有期役、拘役又は管制にし、金を科する。事案が重大であれば、3年以上10年以下の有期懲役とし、罰金を併科する。

中国刑法には,単純賭博罪はない。
友達同士の賭け麻雀などはいっさい処罰されない。
中国では,「営利目的で」「群集を集め」賭博をさせたり賭博場を開設する行為のみが処罰される。
なお「賭博を生業」というのは,要するに職業的に賭博をするということであり,これは「営利目的」「群集を集め」とかなりかぶる要件である。

要するに中国では,商業目的で大がかりに目立ってされる違法賭博以外は検挙しないとしているのである。
賭博は風紀に対する罪であり,ささやかにされる分に問題ないが,公然と違法賭博を商売にされては風紀が乱れる,という考え方である。
この点は日本でも,実際の賭博罪の運用(当局の対応)は上記の考え方でなされているのであるが,それをきちんと条文化している点で,中国は日本よりも進取的かつ現実的である。
日本ではときに,平和に遊んでいる人が”たまたま”逮捕されるという不合理なこともあるが,中国はそのような不合理は起きる余地がない。日本よりも,よほど人権的である。


こと賭博罪についていえば,日本は中国よりも,非人権的かつ非現実的である。遅れている。
イギリスほど進取的になるのが無理なのであれば,せめて中国のレベルまではまともな賭博罪にできないものか。

2015年10月21日 (水)

野球賭博について

野球賭博が世を騒がせている昨今,テレビ局や新聞社などから複数の問い合わせがある。
皆さまこのブログを見ていただいているようで,引用していいいか等問い合わせがあるのだが,このブログの内容はどんどん引用いただいて大丈夫です。
話題になっているから今だからこそ,賭博罪が抱える大きな矛盾をひとりでも多くの人に知って欲しいと私は痛切に思っている。

なお,本件については,産経新聞が展開する言論サイト「iRONNA」にも,私の記事が載っているので,よければご参照下さい (罪に問われる賭博とそうでない賭博 法律論から見た日本の矛盾)。

野球の勝敗について金を賭けると賭博罪にあたる。
勝った方が明日のランチをおごる、という程度の賭けなら賭博罪にはならないが、金を賭けるとたとえ少額でも賭博罪にあたる、というの現在の判例理論だ。

もっとも、検察官が賭博捜査の実務について著した「賭博事犯の捜査実務」には「些細な賭けまで全て検挙することは国民の無用の反発を買うことになる」とも書かれており、たとえば勝った方が500円を払う、程度の賭けであれば,形式的には賭博罪にあたる行為ではあるが、実際に捕まる可能性はゼロといっても良いくらいだ。

そもそも,日本には競馬や競輪など合法的な賭博が存在しており,賭博それ自体は,反社会的行為とはいえないえない。

今回の件で大きな問題は,現役の野球選手が野球賭博に手を出したという点だ。
阿部珠樹著「野球賭博と八百長はなぜなくならないのか」には,「賭博は八百長のゆりかご」というフレーズが再三出てくる。
賭博において,八百長をすれば簡単に儲かるだろう,というのは誰でも思いつく。
現役選手が野球賭博に巻き込まれたときには,八百長への勧誘がされる可能性が高くなるのだ。

仮に八百長によってイカサマ賭博に加担すれば、賭博罪ではなく詐欺罪のほう助(もしくは共同正犯)に該当する。
イカサマ賭博は賭博罪ではなく詐欺罪で処罰するのが判例理論だ。
詐欺罪は重罪である。軽微罪である賭博罪よりも違法性が格段に高い。
八百長に加担することは,法律上も重罪である。

このような法律上の理屈よりもさらに問題なのは,八百長がされると,競技自体の信用性が著しく阻害され、その存在自体が危うくなるということだ
今から45年前,プロ野球最悪の八百長事件である「黒い霧事件」の影響はきわめて甚大であった。
栄光の歴史を持ち地元福岡でおおいに愛さされていた西鉄ライオンズは,観客が激減し身売りする羽目になった。その後九州は,プロ野球の球団を持たなかった「空白の時期」が約10年存在する。

1球団だけではなく,黒い霧事件の影響は,パリーグ自体が消滅寸前になるほどであった。
なんとか存続したものの,イメージ悪化による人気低下はすさまじく,パリーグの試合には閑古鳥が鳴く時期が長く続いた。
名捕手野村克也が偉大な本塁打記録を打ち立てた試合,観客はわずか7000人,試合後野村は「
花の中にだってヒマワリもあれば、人目につかない所でひっそりと咲く月見草もある」とコメントした。代名詞「月見草」誕生の裏には,黒い霧事件の影響による酷い人気低下があったのである。

さらに野球賭博の違法性が高い理由(当局が問題視する理由)は,これの胴元が暴力団だという半ば周知の事実があるからだ。
野球賭博というのは,基本的に「ツケ」でなされる。客は,コワモテのヤクザだからこそ負け分をきちんと支払い,またそういう「負け分をちゃんと回収できるヤクザ」だからこそ勝ち分もちゃんと支払ってくれるだろうと”信用して”賭けに参加するのだ。

また,野球賭博には,賭け客を増やすための独特の「ハンデ」というルールが存在する。
たとえば,ソフトバンク対DeNAという試合があったとき,単純に勝ちチームを当てるだけなら,ソフトバンクに賭ける人が殺到する。
このような場合,ハンデが大きくものを言う。
上記の場合,たとえば,ソフトバンクからハンデ「2」が与えられた場合,試合結果が
DeNAが1点差で負けたとしても,賭けのうえではDeNAの勝ちとなる。そうやって「魅力的なギャンブル」にするのだ。
ちなみにハンデは,実際はもう少しややこしく,「1.8」などと小数点付きで出されることが多い。ハンデ「1.8」の場合,ソフトバンクに賭けてソフトバンクが1点差で勝てば,賭けの上では負けなのだが,それは「8分負け」ということになり,10万円賭けていた場合,2万円は返される(払い戻される)。そうやっていわゆる「ニアミス効果」(外れなのだが当りに近付いたとプレーヤーが認識できる場面が多いほどのめり込みやすいギャンブルとなるetcパチンコにおけるアツいリーチ)を生んでいるのだ。
「適正なハンデを出すこと」が,野球賭博の胴元には必要なのだが,これをするには相当な野球知識のある者(「ハンデ師」と呼ばれる)を雇う必要があり,これもやはり,大きな組織でないとできないことになる。

結局のところ,野球賭博の胴元は,大がかりに非合法なことをできるコワモテだがある種の信用ある組織,ということになり,これは暴力団をおいて他にない。
暴力団事情に詳しいジャーナリスト溝口敦によれば,元暴力団関係者が「野球賭博の胴元は,ヤクザの中でもカネを持ち信用のあるヤクザでないとできない」と証言していたという。この点は,うちの法律事務所の顧問である京都府警捜査4課(暴力団対策課)OBの阿部氏も同趣旨のことを言っていた。

以上を踏まえ,野球協約は,野球賭博についてきわめて厳格な態度を示している。
野球賭博をするだけで1年ないし無期の失格処分,それがもしも所属球団について賭けたのであれば,それだけで永久追放処分である。

賭博じたいももちろん違法行為であり問題ある行為ではあるが,それは,刑法上は微罪である。
今回の選手たちは,法律上は,不起訴かせいぜい罰金を課される程度である。
おなじく風紀罪である覚せい剤などと比すると,法律上は軽い処分にとどまる。

しかし,野球界からは,きわめて重い処分をくだされるだろう。
それは,野球選手が野球賭博に手を出すということが,プロ野球の存立じたいに関わることだからだ。

黒い霧事件のときは,当初は1人だけが対象でそこまでの騒ぎではなかったのだが,事がおさまるかと思ったときに,多数の関与者が発覚して大騒ぎになった。
私は,プロ野球が大好きだ。
今回の件が,黒い霧事件のように波及しないことを心から願っている。
今の日本では,賭博じたいが禁止されているわけでない。
合法的にできるギャンブルは山ほどある。
スマホをいじるだけで馬券が買える時代である。
競馬に飽きれば,駅前や国道沿いのパチンコ店が待ってくれている。
麻雀だって,仲間内でこっそりと賭け麻雀するくらいなら,警察はお目こぼししてくれるのだ。
今の日本には,手を出していいギャンブルと手を出してはならないギャンブルが存在するのだ。
くだんの選手たちにそれを教えてあげる人は周囲にいなかったのか,私はそれが残念でならない。

私は,今回のような事件が起きる原因に,賭博罪が曖昧なままで据え置かれていることがあると考えている。

今の日本は,誰でも手軽に賭博ができる環境であるのに,一方で,賭博は犯罪だという建前もいまだ残っている。

そのようなグレーな状況のもと,みなが賭博と正面から向き合わないから,社会全体の賭博についての知識が欠如し,当然くだんの選手たちも知識がなく,つけ込まれるスキが生じてしまうのだ。


賭博とは何なのか。
賭博から生じ得る問題は何なのか。
やっていい賭博としてはならない賭博の境界線はどこか。その理由は何か。

これだけ賭博があふれかえっている世の中なのだから,本来そういう社会的教育が必要である。
しかし,これらはなされない。
賭博は犯罪だ,という建前が残っているからである。
そこに賭博があるのにこれときちんと向き合わないというこの国の矛盾が国民的娯楽に打撃を与えるのだとしたら,こんなに悲しいことはない。
あえて同情的な見方をすれば,本件の各選手も,そういう矛盾が生んだ犠牲者の一人といえなくもない。



2015年7月 9日 (木)

決勝戦!

京都グリーン杯,明日夜8時,いよいよ決勝だ。

ちなみに,プレーオフのデータは下記のとおり。
これもparuさんがつくってくれたものだ。本当にありがとうございますm(_ _)m

埋め込み画像への固定リンク
目立つのは,やはり角谷のフーロ率。
フーロ率55%って,どやさ。
決勝も,角谷の鳴きは,キーポイントのひとつだろう。


今回の決勝のメンバー,特徴としては,プロ歴の長さ。
今村10年,角谷10年,サイコロ9年と,今回のキャストの中ではプロ歴の長い人たちが決勝に残った。
賞金付のガチのトーナメントとかでは,やはり,プロとしての経験の長さがいきることも多いのかなーなんて思った。


ちなみに,賞金は,決勝後放送中に,とっぱらいで選手たちに渡す予定。
賞金が渡されるところを見せる麻雀番組なんて,あまりないと思う。
こういう生々しさも,グリーン杯のウリのひとつ(笑)

泣いても笑っても決勝戦,皆さまお楽しみに。

2015年7月 5日 (日)

天鳳位の才気

昨夜のグリーン杯プレーオフ、最終3回戦オーラスをむかえ、点棒状況と順位点込みの現状総合ポイントは以下のとおりだった。

角谷    39500 +87.8
今村    41300 +29.7   
楠橋    ▲3400 ▲47.3  
アサピン  22600  ▲65.2

アサピンは苦しい位置とはいえ、今村をまくってトップを取り、さらに素点で加算したら(今村を3着にすることも含む)残ることができた。
予選3位のアサピンは、アドバンテージでラス親であり、アガリやめもあり、さらにオープンリーチの権利も持っていた。
アサピンには、まだまだ現実的な可能性があった。
ちなみに、オープンリーチは2ハン。
リーチ者以外が振り込んだ場合は、役満になるというルールであった。
これはいわゆる、手詰まり放銃を想定してのルールである。

しかし、このオーラス、上記の状況を踏まえ、4者の条件確認をしているときに、アサピンがとんでもないことを言い出したのだ。


僕がオープンリーチして、角谷さんがフリ込んだら、僕と角谷さんが通過ですよね


!?


えっ、何それ・・


プンリーに差込み?


いや、実際そうであった。
角谷は、アサピンに48000点放銃しても、なお今村を100点上回れる状況だったのだ。
可能性は激低とはいえ、角谷は、アサピンに1度放銃してからその後に親役満を振ったら、落ちる。
とすれば、オープンリーチに差し込むという選択肢は、ないわけではない。

しかし、プンリーへの差込みとは・・・

こんな条件、対局者も、解説陣も、アサピン以外誰も気付かなかった。
ルール作成者の僕も、全く盲点になっていた。

そもそも、プンリーが役満になるというのは、放銃者へのペナルティの意味合いである。それも、きわめて大きなペナルティだ。
それを、放銃者へ有利になる状況に気付くとは・・
柔軟な発想といえばそれまでだが、普通の頭ではない。


ホントに恐ろしい奴だと思いましたよ・・

局後、角谷は素直にコメントしている。

いわゆるゲーム脳力の鋭さが、常人をはるかに超えている。初代天鳳位の才気に僕も鳥肌が立った。


と、アサピンを持ち上げておいて、ここからは僕が、ドヤさせていただく(笑)


プンリー差込条件を皆が理解したあと、若干の微妙な空気が流れた。


たしかにそうだけど、それで通過するって、何か盲点をついたような、暗黙のルール違反ぽいような・・マナー違反ぽいような・・・



実際、僕も最初は、しまった、と思ったのだ。
ルールに欠陥をつくってしまった、と。


しかし、喋りながらも3分ほど頭をめぐらした僕は、差込を”正当化”する理屈に気付く。

そう、そもそも、オープンリーチ権は、「アドバンテージ」なのである。
とすれば、差込可能なレアな状況になれば差込んでもらえるということも、そのアドバンテージに含まれていると考えることができる。
差込が実現されることは、アドバンテージの具現化の一形態であり、暗黙のルールとかマナーとかいう問題にはならない。

タイムシフトを見ると、4:09くらいからの僕は、ペットボトルを持ちながら喋っている。物を持つのは、考え込むときの僕の癖だ。

4:11頃、ついに僕は上記の”正当理由”に気付いた。喋っている間、あー俺ってやっぱ弁護士だなー、と思っていた(笑)
このシーンは、麻雀業界の弁護士として、僕も多少の意地は見せられたと思っている( ̄∇ ̄)v ドヤッ!


と、いうようなことがあってのオーラス。

実際はどうなったのか。

まだ見ていない方は、是非ご覧ください。コメント、大盛り上がりでした(⌒-⌒)

白熱のプレーオフ、もちろん全編見ていただきたいですが、お忙しい方は、4:00以降を見るだけでも、かなり面白いと思います。
よろしくお願いします m(_ _)m



2015年7月 3日 (金)

アサピンの、オープンリーチが見てみたい

京都グリーン杯、今夜はいよいよプレーオフ。
今日の上位2名は、決勝進出が確定。
今大会、決勝に行けさえすれば、何らかの賞金を獲得できる可能性が高い。今夜はまさに正念場。メンツも見事に揃った。アサピン・今村・角谷・楠橋(予選順位順)、関西最高峰の戦いになること間違いない。

注目は、アドバンテージを持って登場するアサピン。
あらかじめ5ポイントが付与され、3回戦の場決め権、1回のオープンリーチ権を持つ。
オープンリーチは、一般ではそこそこ使われているが、賞金をかけた配信の真剣勝負で採用されるのは、ほとんどないと思う。

有利なポジションから発進するアサピンが使用するかどうかは分からないが、もし使われれば、大きな見せ場である。

初代天鳳位のオープンリーチが見れるのは、京都グリーン杯だけですよ( ̄▽ ̄)
みなさま、お見逃しなくm(_ _)m


2015年7月 2日 (木)

天鳳位って

今さらこんなこと言うと、ほんとバカにされそうではあるが、天鳳位って強いんだなあ。。
そう実感させてくれたグリーン杯、エピソード2。

他にも、破天荒な角谷流、選手のファッションなど、見どころ盛りだくさんです。
大澤さん、あざーす。

コメントも4500超えで、大盛り上がり。
まだ見ていない方、楽しいヒマつぶしには必ずなることを保障します。よろしくお願いしますm(_ _)m


そして今夜は、予選最終組、エピソード3。
満を持してアノ男が登場します。
なお今日登場する西村・今村・涼宮の3人は、PVで大喜利対決をしているので、こちらも是非( ̄∇ ̄)









2015年6月30日 (火)

グリーン杯、明日から3連チャン

京都グリーン杯、明日夜から3夜連続で放送だ。
予選2組からプレーオフまで一挙に放送、ファイナル進出者が決定する。

明日はエピソード2「伝説への羽ばたき」
ヴェストワンカップの若き覇者、田内翼が登場する。
アサピンら対戦相手も全員強豪。
「死のグループ」の戦いを、是非楽しんでいただきたい。

解説には、この道の第一人者「梶本琢程」が登場!
僕はお会いするのがはじめてなので、とても楽しみ (^^)
滑舌がよくなる方法を教えてもらおう(笑)

3夜連続、みなさまよろしくお願い致しますm(_ _)m






データで見るグリーン杯1日目

前回の記事はかなり反響があり、コメントも長尺のものをたくさんもらった。
議論の活性化なくして発展はありえない。皆さま、ありがとうございます m(_ _)m

麻雀を科学的なゲームだと言いたいとき、データを出して語ることは有用である。
グリーン杯は、麻雀界のNFLを目指す、と大風呂敷を広げている。
NFLは、ファンが楽しむためにたくさんのデータを提供していることでも有名だ。

グリーン杯も、なるべくデータを提供していこうと思う。
今日出すのは1日目のデータ。
ちなみに、下記の表データは、paruさんという方が、好意でツイッターにあげてくれてものだ。本当にありがとうございます。

埋め込み画像への固定リンク

さらに、4者のアガリ回数・総アガリ点・平均アガリ点は、下記のとおり(左から順)。

可南    8-57100-7137  
コーラ   6-34500-5750
サイコロ  8-42700-5337
楠橋    9-52100-5788


これらのデータで、まず際立つのは、サイコロのフーロ数である。14回はダントツだ。
また、サイコロはそれだけフーロしているにもかかわらず、2回しか放銃していない。しかもそのうち1回は、3回戦ラス前に差込み気味に放銃したものだ。
守備力が際立った1日となった。
なおサイコロは、トータルポイントは1人浮きでダントツだが、総アガリ点数は、可南や楠橋よりも1万点以上少ない。
やはり、麻雀で勝つには守備力が重要であるということが、データからも顕著だ。


楠橋は、フーロ数とリーチ数の合計が一番少ない。
仕掛けられる手が少ない中、少ないチャンスをものにして2位に滑り込んだといえる。
巧みなゲーム回しを含め、「条件の楠橋」の持ち味を発揮した。


可南は、総アガリ点数がもっとも多く、また、平均アガリ点もダントツに高い。
「面前でのリーチ勝負」という持ち味は十分発揮された。攻撃のセンスは相当に高いのだろう。
惜しむらくは放銃回数の多さで、それが最後、楠橋と明暗を分けた。


コーラは、苦しい1日であった。
リーチ回数は最多の9回と、天鳳位の手作り力を見せるも、アガリ回数・アガリ点数ともに最小。
十分な雀力を見せながらも、武運に恵まれない1日であったことがデータからも分かる。


さて、せっかくなので、以下、僕が作成したゲームシートを載せておく。
シート中、Rはリーチでのアガリ、Dはダマでのアガリ、Fはフーロでのアガリを示す。

やはり、3回戦の東場、困難な条件下の楠橋が、可南から(流局はさみ)4局連続で放銃を取っているのが圧巻だ。ワンチャンスをしっかり生かしている。ここで可南から取ったトビ賞も大きかった。
しかし可南も、心折れることなく、南場の楠橋の親で3000-6000をツモり、再逆転まであと1歩のところにまで迫っている。
本当に良い勝負であった。

1回戦 

東1  楠橋 1300-2600  R

東2  楠橋 3000-6000  D

東3  可南 3000-6000  R

東4  コーラ 3900 ×楠橋   F

南1  コーラ 3000-6000  F

南2  1人テンパイ(可南)

南3① サイコロ 1500は1800 ×可南  F

南3② サイコロ 2600は2800オール  R  

南3③ サイコロ 12000は12900 ×コーラ R

南3④ コーラ  2600は3800  ×楠橋  R

南4  サイコロ 1300-2600 D 

 

2回戦

東1  2人テンパイ(可南・サイコロ)

東2  可南 8000は8300 ×コーラ  F 

東3  可南 3900 ×コーラ   D

東3① 可南 1500は2100 ×楠橋  F

東3② 楠橋 1000-2000は1200-2200  R

東4  1人テンパイ(サイコロ)

南1① 可南 6400は6700 ×楠橋  D  

南2  可南 1600-3200 D

南3  2人テンパイ(可南・コーラ)

南3① コーラ 3200は3500 ×サイコロ  R  

南4  サイコロ 1000オール  F  

南4① コーラ  2000-4000は2100-4100 F



3回戦 

東1  コーラ  1000オール  F

東1① 2人テンパイ(コーラ・サイコロ)

東2② 楠橋  500は700オール  F

東2③ 楠橋  2000は2900 ×可南  D

東2④ 楠橋  12000は13200 ×可南  R

東2⑤ 楠橋  2900は4400  ×可南  F  ※トビ賞の1万点が総合ポイントに加算

東2⑥ 2人テンパイ(コーラ・サイコロ)

東3⑦ 楠橋  3900は5100 ×可南  F

東4  サイコロ 300ー500  F

南1  サイコロ 500-1000  R

南2  可南   3000-6000 R

南3  サイコロ 7700 ×可南  D

南3① サイコロ 5800 ×コーラ F

南3② 楠橋   2000は2600 ×サイコロ F

南4  可南   2600オール  R

南4① サイコロ 8300 ×楠橋  R

 

 

 

よろしければクリックお願い致します→ 人気ブログランキングへ

2015年6月28日 (日)

運ゲーだという主張への反論、代理人弁護士として

僕の最終的な目標は、麻雀の法律的地位の向上である。
もっと直接的に言うと、多少の賭け麻雀は”100%”捕まらないという法律的状況をつくることだ。

そのために、巷間よくいわれる「麻雀は運ゲー」という主張には、僕は徹底的に反論する。
偶然に左右されやすい、というイメージになると、それだけで法律上の扱いは悪くなる。
偶然の要素が多くて面白い=賭博の道具になりやすい=取締の必要性が高い、法律はこう考える。
「偶然性」は賭博罪の成立要件でもあり、賭博罪の成否が問題になる判例では、当該競技の偶然性について必ず言及される。

偶然性が主要ではない競技である、というアピールが必要不可欠なのである。
ビリヤードも、風営法から外されたときには、「ビリヤードは物理法則に基づいて結果が決まるきわめて科学的な競技である」というアピールを、業界が一致団結しておこなった。
麻雀業界も、この点は見習う必要がある。

政治家や官僚など「権力を司るエリートたち」は、論理性・科学性、などが大好きだ。その理由のひとつは、彼らの多くが東大卒で、論理性や科学性がモノを言う世界の勝者たちだから、それにシンパシーを感じる、という部分もあるように思う。

麻雀にロマンを求めるのは、悪いことではない。いや、というか、それは麻雀の大きな魅力のひとつだと僕も思う。
しかし少なくとも、政治家や官僚にアピールするときには、非科学的なものと麻雀が結び付けられるようなことは言うべきではない。
多少強引ではあっても、麻雀は科学的で論理的な競技である、ということを一致団結徹底的に主張しなければならない。過去のビリヤード業界のように。

麻雀に、偶然が絡むことは間違いない。
しかし、それは麻雀に限られない。
偶然が絡まない競技など存在しない。
将棋も、囲碁も、野球も、サッカーも、勝敗には偶然が影響している。
羽生善治は自著で、20手先が完全に読める棋士などひとりもいない、と記している。相手がどう指すかの予想など、完璧にできないからだ。相手がどう指すかは偶然の事象である。事実、羽生にしても全勝している相手はほとんどいない。勝敗に、ときどきの偶然が左右している。
サッカーの勝敗が運に左右されることは言うまでもない。ギリギリのシュートがゴールになるかポストに当たるかは、全くの運だ。運が良ければ、オリンピックで日本がブラジルに勝つこともある。ユーロでギリシャが優勝することもある。
この点で「麻雀は運ゲー」と批判する主張は、的外れである。
それを言えば、全ての競技は運ゲーなのだから。

全ての競技の勝敗は、実力と運の両方が作用して決まる。
それは、麻雀も同じだ。
そして他競技と同じように、麻雀にも明らかな実力差が存在する。練習量・勉強量・経験の多寡、さらに生まれつきの才能などを原因とする実力差がはっきりある。

麻雀が損をしているのは、運が見えやすい一方、実力が見えにくいという点だ。
不完全情報ゲームであるという性質上、対局が公開されることで、勝負が運に左右されるところが明白に見えすぎる。
ここが将棋と比べて不利なところだ。完全情報ゲームである将棋は、偶然が左右するのは互いの思考過程のすれ違いであり、その部分は目に見えにくい。

運が見えやすいことの反面、麻雀は実力が見えにくい。
が、この部分は努力可能である。業界として、たとえば話力のある解説者や筆力のある記者を育てるなど、麻雀の実力に差があるのだということを、世間にアピールするための方策は考えていける。

僕自身、麻雀プロになり、前よりも配信対局を見る機会が増え、一流プロの強さを目の当たりにして、これは、麻雀のイメージアップや法律的地位の向上に一役買えるはずだと確信した。
飛躍した話ではあるが、昨夜の鉄人たちのえげつない強さの麻雀などは、麻雀を国会にアピールするときの材料のひとつとして使う方法があるはずなのだ。それを考えていきたい。

法律的地位の向上を考えたとき、麻雀は運ゲー、という主張は絶対に排除しないといけない。
そのために、プロには強くあってほしい。そうあるためには、選手たちの努力はもちろん、強さが分かりやすく見えやすい環境を周囲が整えることも大切だ。
僕がはじめたグリーン杯、選手には大変申し訳ないが、ルールについて、色々たくさん盛り込んでいる。
赤あり、アガ連とテンパイ連、トビ賞あり、変則ウマ、アドバンテージ・・・とにかく何でもぶち込む”全部乗せ丼”みたいなルールになっている。

これは、プロモーターとしては初心者の僕が、要素が多ければ考えるポイントが増えて、それだけ実力が見えやすい戦いになるだろう、と単純に考えたからだ。
放送としての都合上、短期決戦にせざるを得ない。しかし、要素を多くして思考ポイントが増えれば、短期の中でも実力が見えやすいのでは、と。

単純な僕の考え方が合っているのかは、正直分からない。
しかし、厚かましいお願いだが、意見は欲しいと切に願っている。
実力がみえやすいルールづくり、というのは、業界の将来のためにも、ひとつ大きなテーマだと思っている。
そのテーマで考えたとき、今回のルールは、どうか。
これは良い。これはいらん。つーか、これは意味不明。
忌憚のない意見を、僕のツイッターなり事務所アドレス(info@greenlaw.jp)なりにいただければ、本当にありがたい。
カッコつけて弁護士っぽく言えば・・・健全な議論こそが発展への近道である。

選手たちは、予選1日目から、抜群の麻雀をしてくれた。不慣れなルールの中で最高のパフォーマンスを発揮してくれて、ちょっと感動してしまった。それに応えるためにも、麻雀は運ゲーだという主張は、そのうち必ず亡き者にしてやろうと思っている。

«某ライターとのエニシバナシ