津田岳宏の事務所

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2012年11月23日 (金)

麻雀のイメージとギャンブルへの偏見

昨日のアメトークは”麻雀芸人”だった。
出演芸人さんたちの麻雀愛が伝わってきてとても良かった。
「農林水産省」や「福建茶葉使用」が役満に見えるという陣内さんに爆笑。
「世界平和」を「せかいピンフ」と読んでしまう私も似たようなものだ。

番組冒頭では、宮迫さんが「麻雀は世界一面白いゲーム」と言っていた。
まったくその通りである。


麻雀は、本当に素晴らしいゲームなのだが、そのイメージは、いまだにあまり良くない。
3度の飯より麻雀が好きなある友人は、お見合いの席で「趣味は麻雀です」と言えず、「趣味は家庭菜園です」と嘘をついていた。
その後の進展がなかったからよかったものの、あのままもし話が進んでいたら、彼は結婚詐欺でうったえられたかもしれない。


麻雀のイメージが悪いのは、麻雀=ギャンブル、ギャンブル=悪、と世間に思われているからだ。


たしかに、麻雀をする人のほとんどが賭け麻雀をしていることは事実である。
ただ、それで身を持ち崩すかというと、そんな人はいない。
麻雀で家を失った人がいる、と誰かに聞いたことがあるが、そんなのは都市伝説か、あっても超レアケースである。
株取引で家を失う人の数に比べれば、ものの数ではない。


ギャンブル=悪、というのは、日本ではある意味常識なのだろう。
しかし、ギャンブル=悪、という理屈に科学的根拠は何もなく、これは完全に偏見である。


刑法には、賭博罪があるが、傷害や窃盗などと違い、賭博罪には被害者がいない。賭博をしたからといって、誰かを直接傷付けるわけではない。
では、どういう理屈で賭博が処罰されるかというと、最高裁判所は
「賭博は働く意欲をなくさせる。また、賭博は他の犯罪を誘発する。ゆえに賭博罪が存在する」
としている。

ギャンブルをすると、働かなくなるし、犯罪者になる、というわけだ。

しかし、この理屈には、実は科学的根拠はない。
ギャンブルに対するきちんとした調査が、日本ではされたことがないのである。


海外には、調査例がある。

1954年、スウェーデンで、世論調査研究所によってギャンブルについての大々的な調査がおこなわれた。
その調査結果は
「賭博常習者は、そうでない人よりも、勤労意欲旺盛」
であった。
ギャンブルすると働かなくなる、という理屈と正反対の調査結果が出たのだ。
これは分かる気がする。
競馬好きは、熱心にデータを集めて読み込む。
麻雀好きは、戦術研究に力を入れる。
怠け者では、ギャンブルを趣味にはできないものである。


イギリスでは、1949年に第2次王室委員会が組織され、ギャンブルについての大々的な調査がなされた。
その結論は
「賭博を重大犯罪の直接原因と考えるのは無意味」
「賭博を小犯罪の直接原因と考えるのも、現在ではまったく重要性がない」
であった。
イギリスでは、この調査を受け、賭博が合法化された。


ギャンブルをすると働かなくなって犯罪者になる、だからギャンブルは悪である、という理屈は、少なくとも海外の調査では否定されている。

日本でも、一度調査をした方がいい。
そうすれば、多くの日本人が持っているギャンブルへの認識が偏見であることが分かるはずだ。


ギャンブルへの偏見が弱まれれば、麻雀のイメージもおのずから上がるはずだ。
そうなれば、この素晴らしいゲームの愛好者は爆発的に増えるだろう。

そんな日が本当に来るか・・
いや、きっと来ると信じるw

そのためなら、私は、できる限りのことをしていきたい。

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