津田岳宏の事務所

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2012年12月 7日 (金)

悪徳弁護士の弁護術

最近読んだ本。

まずは「反転ー闇社会の守護神と呼ばれて」

バブル紳士と呼ばれたうろんな人々の弁護を数多く手がけ、闇社会の守護神と呼ばれた元弁護士の自叙伝。
貧しい漁村で生まれ育ち、検察庁に入ってエース検事と呼ばれるまでになり、その後ヤメ検弁護士となってバブル紳士と付き合い莫大な富をつかむものの、詐欺の共犯として有罪判決を受けて現在は服役中。

そんな人生を歩んだ伝説の悪徳弁護士の自叙伝は、下手な小説よりずっとドラマチック。私の中では今年一番と言ってもいいほどのヒットだった。


著者が無罪を争っている裁判の最中に書かれたということもあって、古巣検察庁への批判は過剰で眉唾なところは否めないが、著者自身が手がけた事件の描写などは実にリアルで面白い。


目を見張ったのは著者の弁護術。

月々約1000万円の売上を脱税した被告人の弁護を担当した著者は、被告人に「1000万円のうち700万円をヤクザにお守り代として支払っていたので、他の経費もあって、私はほとんど儲けていません。しかし、そのヤクザの名前をここで出すと殺されるから出せません」と供述するよう指示したという。
こう供述されると、裁判所もそれ以上の追求はできない。名前を出すと殺される、と言っている被告人から無理やり名前を聞きだすようなことは、裁判所はしない。
結果、この被告人の罪は非常に軽くなったのだという。

もちろん、700万円のお守り代、というのは大嘘である。
明らかな嘘を供述させる上記のような弁護は、弁護士倫理に大きく反する違法弁護である。
正直、そらアンタ捕まるわwと思った。
が、当該被告人にとってみれば、著者はとてつもなく頼もしく見えただろう・・

過剰な違法弁護も、依頼者からすれば、逆に頼もしい、となるケースが多い。
それゆえ、真面目な弁護士ほど、依頼者のことを思いすぎて過剰な違法弁護をしてしまう、というのがしばしばある。それは”弁護士の落とし穴”だと業界では言われている。



さて次に、「AKB白熱論争」
先日久々にパチンコをしたのだが、「AKB」で少し勝ったので、お礼の意味もあって購入(笑)


小林よしのり氏をはじめとする大の男4人がひたすらAKBを語り合うという1冊であり、くだらないといえばくだらない。
おまけに、アイドルに特別な思い入れがない私のような一般人にはついていけない部分も多々あった。

ただ、実力ある論客たちの議論だけに、的確な分析も散りばめられていて、暇つぶしには十分なる1冊だった。

以下は、本書から。
従来のアイドルと比べたときのAKBの特徴に「総選挙」「握手会」があるが、これについての分析。
「コンテンツにお金を払うという文化自体が情報化の進行で難しくなっているということなんかじゃないかと思うんですよね。(中略)インターネットのようなものが定着して、情報が基本的に「ただ受け取る」だけのものから「自分でも発信する」ものに変化したときに、完成品を受け取ってただ消費するだけの快楽しか提供しないもので消費者にアピールするのは、少なくともそれ以前よりは難しくなる。(中略)コンテンツではなくコミュニケーションを売ること、つまりこの人を応援したい、という気持ちを表現することは気持ちがいいのでお金を払ってもやりたいと人間は考える、という発想が台頭してきた」



これを読んで私が思ったのは、やっぱり麻雀のこと。
ただ受け取るだけの消費よりも、参加して表現するものの方が楽しい。
時代がそういう発想になってきたというのなら、麻雀もチャンスである。
麻雀の楽しさというのは、まさに「参加する楽しさ」だ。
しかも、老若男女を問わずに参加して楽しめるという素晴らしさもある(ノーレート麻雀ネットワーク ニューロン参照)

そう言えば、秋本康氏は麻雀ファンのひとりだ。
氏が女流麻雀プロのユニットをプロデュースしたこともあったはず。
ここは麻雀界のためにもうひと肌脱いで、誰かAKBを女流麻雀プロにでも派遣してくれないかしらん。

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コメント

この本自体は未読なんですけど、許永中の本を読んだときに、田中森一もいっぱい出てきて、こいつすげーなー、こいつが一番の悪なんじゃ?と思いました。
ヤメ検つーのは、すげーもんだなーと、ほとほと感心w

>福地さん

ヤメ検の人は、普通は真面目な弁護士さんが多いんですけど、田中さんは特別ですわ。
まともにやって稼ぐ腕がないから悪徳弁護士になる、というのが多数派(?)の中、田中さんはすご腕なのに悪徳弁護士になったわけなので、珍しいパターンかもです。

許名中はもちろん、他のバブル紳士の話もたくさん出てきて面白いので、「反転」一読をすすめますよ。

いろいろ勉強になります。

>AKBを女流麻雀プロに

これが実現したら業界としては非常に明るいニュースになるのですが^^

>チャオTさん

コメントありがとうございます。

絶対イメージアップにつながりますからね。
実現しないかなあ^^

田中は腕のいい弁護士ではない。ずるがしこい手法で刑事事件専門。民亊はからっきしダメで、相続順位も分からないほどの無知。
もっかの夢は、女資産家の相続問題の相談にのり、その資産を乗っ取る事。すでに大阪で女性限定で資産運用の相談会をつまらない論語と抱き合わせで主催している。この田中、岡山大学の後輩女性から、資産を騙し取り、精神病院に送り込んだつわもの。育ちがいやしいから、人のものを狙うのだ。鼻たらした幼少期の田中が、物陰から獲物狙っている図が、浮かんでくるほど、浅ましい男。
なんといっても75歳まで、一億貯めると豪語しているこの男に反省という文字はない。
本人しかわからない借金が何億もあるのにさ。
あげくに、債務を逃れるために反転の印税を愛人の内藤歩に債権譲渡までし、出所後も今も尚、共犯者関係は継続中。獄中で死ねばよかったんだ。こんな男わ。

世間は、忘れてはいけない、この田中が、詐欺師であったことを、そして許してはいけない事も。
この田中は、反転の出版記念パーティー最後に、自身の長女の手紙を朗読した。
お涙ちょうだい物語に工夫して。
だが、この時、すでに、この長女は、自殺してこの世にはいなかったとは、誰が知るだろう。
しんだ子供も生きてるように偽装して、利用する鬼畜。
論語?寝言は寝てから言え。

悪事は身に返るとの言葉は田中のためにあったのか。
胃がん再発、肝臓転移、天罰は下る。

死んでしまった。通夜、告別式は親族のみだそうで生前本人の遺言らしい。
あのエボラ熱の指定病院に入院していたことは知っていたが、見舞いには行く気になれなかった。
だが、こんなに早く逝くならと今思っている

新虎ノ門法律事務所に遺骨があるて、香典ほしさか

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