津田岳宏の事務所

無料ブログはココログ
2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 競馬税金裁判~外れ馬券は必要経費!?~ | トップページ | 悪徳弁護士の弁護術 »

2012年12月 4日 (火)

イメージの悪循環

東京都板橋区のマンションに住む主婦(32歳)が刺殺された事件で、無職22歳の男性が窃盗容疑で逮捕された。

法律上、逮捕されたというのは「疑いをかけられた」というだけの状態である。
男性も、有罪が確定するまでは無罪の推定が働くので、私も、男性を犯人扱いしてこの記事を書くわけではないことを最初に断っておく。

無罪推定の原則があるとはいえ、世間は、とくに大々的に報道がなされると、逮捕=犯人、と考えがちである。
今回、新聞報道された男性の経歴は以下のとおりであった。


福岡県出身。県内の短大を1年目の2008年に中退し東京へ。
新宿・歌舞伎町のマージャン店に約2年間勤務した後、「しばらく東京を離れる」と告げて引っ越した。
昨年12月に再び上京し、池袋駅近くのカラオケ店でアルバイトを始めた。
今年3月には東武東上線成増駅前の系列店へ異動。
その後、今のアパートに転居して仕事を続けたが、9月頃に「IT企業で正社員として雇ってもらえることになった」としてやめたという。


これを読んで私は、
こういうのを読んだ人たちはきっと、「やっぱり麻雀店で働くような人は危ない」という印象を持つのだろうな・・
と思って落ち込んだ。

読んで分かるとおり、男性は、麻雀店だけではなく、カラオケ店でもアルバイトしている。
しかし、きっと世間は、カラオケ店には着目せずに麻雀店に着目して、やっぱり・・と思うのだ。

いったんイメージが悪くなると、何か悪いことが起きたときにそれの責任とされ、ますますイメージが悪化してしまう。
クラス内で盗みをやってバレてしまったら、次に盗みが起きたとき、たとえやっていなくても、真っ先に疑われる。
イメージを回復させるには、相当な努力がいる。



麻雀の世間的なイメージがあまり良くない中で、しかも”歌舞伎町”の麻雀店で働こうというのは、普通はちょっと勇気のいることである。
そういう意味では、スターバックスの従業員よりは、歌舞伎町麻雀店の従業員はコワモテの人が多いのかもしれなない。

ただそうはいっても、多くの麻雀店従業員は、真面目な従業員である。
ごく一部の悪い人によって、真面目な従業員までもがバッシングされるのは完全なとばっちりであるが、とくに麻雀界ではこういう事が起きがちだ。


結局、イメージが悪い、ことが全ての元凶になっている。

イメージが悪い→おとなしく善良な人たちが避ける→コワモテの人たちが集まりやすくなる→その中には悪い人もいる→悪い人が悪いことをして、いっそうイメージが悪くなる


麻雀界は、長い間こういう悪循環にはまっている。ハマリは深い・・
しかし、最近は業界も抜け出すための努力をずいぶんしているのであり、いつか夜明けは来ると信じたい。

« 競馬税金裁判~外れ馬券は必要経費!?~ | トップページ | 悪徳弁護士の弁護術 »

麻雀」カテゴリの記事

コメント

記事とは違う内容で申し訳ありません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121208-00000553-san-soci
この件について、仮にイカサマや暴力団との関係がなかった場合ではどうお考えでしょうか。
津田先生の著作やブログを読ませていただいているのですが、よくわからないのでお聞かせ願えないでしょうか。

>01さん

コメントありがとうございます。

新着記事「違法カジノの是非」を書きました。よろしくお願い致します。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1790625/48079694

この記事へのトラックバック一覧です: イメージの悪循環:

« 競馬税金裁判~外れ馬券は必要経費!?~ | トップページ | 悪徳弁護士の弁護術 »