津田岳宏の事務所

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2015年3月25日 (水)

弁護士麻雀プロのリーグ戦日記①

3月22日,僕は最高位戦C3リーグで麻雀プロとしてデビューした。

はじめてのプロリーグ,まずは会場の緊張感に驚いた。張り詰めた空気は,想像以上だった。
しかしそれは,いわゆる”鉄火場のピリピリ”とは全く異なる。
正装した男女たちがつくりだす厳粛で健全な緊張感である。
いまだ麻雀に対し博打の道具だという偏見を持っている人たち全員に,あの風景を見せて上げたい。

1節4回のリーグ戦,この日僕が対戦したのは,小河侑大プロ,佐々木勇人プロ,田中浩平プロの3人だった。
3人とも僕よりも10歳ほど年下の若者たちである。
そんな中,オサーン新人の僕は,デビューということもあって所作ミスを連発してしまう。
しかし3人は,そんな僕に最後まであたたかく接してくれた。
お三方には,この場を借りてお礼とお詫びをしておきたい。
大変ご迷惑おかけいたしました,今後精進を重ねてまいりますm(__)m

それにしてもしつこいようだが,ああいう健全な若者たちが真剣に麻雀を打ち合っている場があるんだということは,もっと世間に理解してもらいたいものである。



さて実戦記。ここからは,あくまでも僕の主観に沿って書いていくので,異論反論ある方はどんどんコメントしていただければと思いますm(__)m


1回戦,平たい状況の東1局1本場,僕の手は3巡目で早くもイーシャンテンになった。

三索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国中:麻雀王国中:麻雀王国    ドラ七筒:麻雀王国

この手,五索:麻雀王国が来れば三面チャンリーチだ。しかし八索:麻雀王国来たらどうしよう。無条件ならシャボ受けだろう。しかし場を見ると,上家と対面の一索:麻雀王国が早い。二索:麻雀王国が山にゴッソリいそうなだけに迷う・・

などと考えていると,4巡目あっさり中:麻雀王国が出る。

平たい状況の東場の親で浅い巡目だが,ドラがないならスルーする価値が薄い。

「ポン」

1500の五索:麻雀王国八索:麻雀王国テンパイ。

すると次巡のツモが中:麻雀王国

平たい状況,親,浅い巡目,十分な待ち。スルーする理由がひとつもない。

「カン」

めくられた新ドラ表示牌は二索:麻雀王国   

おおー! 山にいそうだった二索:麻雀王国 こんなところにいてくれるとは!



三索:麻雀王国三索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国  中横:麻雀王国中:麻雀王国中横:麻雀王国中:麻雀王国    ドラ七筒:麻雀王国 新ドラ三索:麻雀王国

1500が一瞬で7700に。

送りバントでワンアウト2塁にするつもりだったのが,悪送球でノーアウト2塁3塁になった気分だ。先制点の大チャンス。

すぐにアガそうな五索:麻雀王国八索:麻雀王国だったのだが,そんなに甘くなかった。

7巡・・9巡・・そして11巡目,下家の切った牌が横に曲がる。

「リーチ」

くっ・・・しかし,ここは一歩も引けん。アガリ牌以外,全部ツモ切ってやる。

勇んで右手を山に伸ばす僕。しかし,ツモった牌を見て硬直してしまう。



三索:麻雀王国三索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国  中横:麻雀王国中:麻雀王国中横:麻雀王国中:麻雀王国  ツモ三索:麻雀王国    ドラ七筒:麻雀王国 新ドラ三索:麻雀王国

マジで?

ツモッたのは何と三索:麻雀王国

リーチに三索:麻雀王国六索:麻雀王国は通っていない。明らかに危険牌だ。

一方,リーチに四索:麻雀王国は現物だった。スジの七索:麻雀王国は比較的通りそうだ。

点数も7700が12000になるし,素人なら七索:麻雀王国切る人も多いのではないか?

「タン」

少考後,僕は三索:麻雀王国を切った。
12000になるとはいえ,六索:麻雀王国タンキではアガれる見込みが薄すぎる。五索:麻雀王国八索:麻雀王国は良い待ちだ。点数も7700あれば十分だ。

新ドラ三索:麻雀王国が危険牌で打てば高いのも分かってる。しかしリーチの捨て牌,三索:麻雀王国六索:麻雀王国以外にも危険なスジはいくつかあった。

字牌の東:麻雀王国南:麻雀王国が場に見えていないことも確認した。字牌がらみのシャボの可能性もある(シャボなら三索:麻雀王国はあたらない)

七索:麻雀王国だって現物ではない。万が一これで打ったら目も当てられない。

僕は歯を食いしばって三索:麻雀王国を打った。

声はかからなかった。

上家の河に八索:麻雀王国が置かれたのはその直後だった。


三索:麻雀王国切りは,プロならば当然の1打なのかもしれない。
しかし少なくとも,その日最初の”選択”に結果的に正解できたことで,僕の心はずいぶんと落ち着いた。
そういう手が1回戦の東場の親で来てくれたこと,そう,この日の僕はとてもツいていた。

to be continued



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コメント

津田先生、プロ雀士になられたんですね?
凄い!
そして日記も手に汗握りました。
うーん……何か意見してお役に立とうと思いましたが、何も見つけられません。
( ̄▽ ̄;)

強いて上げれば……カン?
我々素人は加カン=ダメのイメージを持っているので、もう少しカンについて掘り下げてもらえると有難いです。

>カレーさん

コメントありがとうございます。
本文に書いた理由で,僕はカンするんですけど,カンしない人もいると思います。
カンは,ほんと人それぞれだし,難しい。
でもだからこそ,掘り下げたら面白いかもしれまませんね!

その場は正装だというだけで、通常の雀荘ゲストはただの賭け麻雀

ノータイムさんそー

弁護士て多趣味が多い。仕事もそのくらい粘りがあればね

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