津田岳宏の事務所

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2015年6月19日 (金)

統一されずもまた魅力

26日開催の京都グリーン杯、ポイント持ち越しはない。
短期決戦のトーナメント、プレーオフや決勝の盛り上がりを考えると、やはりそうすべきと考えた。

しかし、5日の大会のうち、3日は予選だ。
予選にもなるべくの意味を持たせたいと考えた。
予選から見ていただいたお客さまへの”インセンティブ”を用意したいと思った。

そこで、予選順位をつけてアドバンテージを与えるシステムにした。
とはいえ、具体的なアドバンテージはどうしようか。
小さすぎると無意味だし、大きすぎるとバランスを壊す。

思案する僕の目に止まったのは、みーにん本だった。

みーにん本のトップ項目は「ラス親を根性で引き当てろ」である。
統計によれば、ラス親のトップ率は半荘戦で2%ほど強いらしい。
あっ、これ使えるじゃん。
上記の統計は、トビ終了のルールに基づいている。アガリやめかつトビ終了なしにすれば、もう少し有利になるだろう。
加えて、対局者の配置を決められるようにしよう。
配置は、麻雀では重要だ。
とくにタイトル戦の最終戦だと、無理する必要のあるポジションに下家が有利になるなど、さらに重要度が増す。


というわけで、アドバンテージの第1は、「場決め権」とした。
プレーオフと決勝戦、予選順位トップの者は最終戦の、次点の者は2回戦の、起家と配置を決められる。
この微妙なアドバンテージ、本大会の隠し味である。

もうひとつのアドバンテージは、オープンリーチ権とした。
まあこれは・・プンリーの場面があれば盛り上がるかなー、という単純な発想によるものだ。
プンリーはバランスを壊す恐れも強いので、権利を持つのは1人だけ、かけられるのは1回だけ、とかなり限定した。
なお、プンリーは、リーチ棒がかけられた側に有利に作用する側面もある(かわされやすいから)ので、アドバンテージ感を出す意味から、プンリーはリー棒不要とした。


アドバンテージの前提となる予選順位については、基準の第一を「1人浮きか2人浮きか3人浮きか」にして、その次の基準は、平均順位や総合ポイントではなく、ラスの回数とした。

トップを取る、ということと、ラスを避ける、ということは、矛盾する要請である。
この矛盾する要請の中で、バランスの良い打ち方をする強者を見せたい、というのが、本大会のルールとシステムの基本理念である。



システムの説明は以上である。
さて、勘の良い人ならもう気付いているとおり、本大会のルールとシステム、これはブー麻雀や3人打ちなどの、関西麻雀の影響を多分に受けている。
それは、関西サンマばかり打っていた僕がつくったシステムだからだ。

せっかくやるのだから、目新しいシステムをという思いもあり、関西発信の大会なので、ちょっとした関西色も出そうと思ったのである。

それほんとに美味いのかよ、と疑問を持つ人もいるかもしれない。僕から言えるのは、とにかくだまされたと思って一度食べてみてくださいm(_ _)mということだ。
ルールが統一されない、というのが麻雀の欠点として言われることがある。
しかし僕は、それもまた麻雀の長所の裏返しだろ、と思っている。

色々なルールが成り立っているというのは、裏返せば、色々な楽しみ方が成り立っている、ということだ。
それはすなわち、麻雀が、楽しみ方の要素が多いゲームだということであり、それは長所である。

将棋だって、昔は色々なルールの将棋が打たれていたが、現在は統一されている。それは、他のルールの将棋が、今のルールの将棋に比べて支持者が圧倒的に少なかったからだ。

麻雀のルールが統一されない理由のひとつは、それぞれのルールの支持者がそれなりに分かれているからだ。
いやというか、ひとりの麻雀ファンも、色々なルールを楽しみたいという人の方が多数派だろう。
僕自身、学生時代には1局清算の麻雀にハマっていた時期もある。

麻雀という素材は、美味しい味わい方が多数あるのだ。それだけ奥深い素材なのである。
やはり、最高の頭脳スポーツである。

京都グリーン杯は、この最高の素材について、新しい味わい方を提案する。
是非とも、味わってみて下さいm(_ _)m















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コメント

確かに順位のつけかたは、いろいろあって良いと思う。ゴルフだって、ストロークプレイ方式にマッチプレイ方式があるし、サッカーだって、リーグ戦の順位の付け方が微妙に異なっていたり、アウェーゴール・ルールを採用したりしなかったり。
でも、これらの競技は、コース、及びフィールド内のルールは世界共通ですよね(ゴルフはコース、ホールの形状に応じたローカル・ルールはあるけど)。
麻雀も卓内のルールは統一すべきじゃないですか。たとえば連風牌の雀頭は2符か4符か(私は前者派)とか、大明槓→嶺上開花の責任払いの有無とか(これは無派)。
まあ、競技ルール的な一発・裏ドラなし、一般ルールの一発裏ドラありが併存してもいいと思うけど、途中流局で、これはあり、これはなし、この時は例外的に流れないとか、複雑なルール設定はやめて、できるだけシンプルなものにして欲しいです。覚えるだけでも大変です。

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